新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」(16日、札幌で開幕)の全体会見が14日に行われ、IWGP・US王者のウィル・オスプレイ(29)と前王者のジュース・ロビンソン(33)が一触即発となった。

 US王座を巡る2人の因縁は複雑だ。もともとはジュースが6月大阪城ホール大会でオスプレイ、SANADAを挑戦者に迎えて3WAY形式の防衛戦を行う予定だったが、急性虫垂炎のため欠場した。ジュースは王座返上を余儀なくされ、同大会でSANADAとの新王者決定戦を制したオスプレイにベルトがわたるはずだった。

 ところがジュースはベルトの返還を拒否。このためオスプレイは王者にもかかわらず丸腰状態が続いており、6月の米AEWとの合同興行(イリノイ州シカゴ)でもベルトなしのままオレンジ・キャシディと防衛戦を行っていた。

 遺恨深まる2人は今大会でともにDブロックにエントリーされた。この日の会見でジュースと顔を合わせたオスプレイは「こんなに腹が立つことはなかなかない。本来なら(目の前の)テーブルをひっくり返して向こうに投げ飛ばしてやりたいくらいだ」と怒りあらわ。「このG1、もし俺が勝ったあかつきには、トロフィーでお前の頭を打ち付けてやりたい。俺はこのG1ですべてのタイトルを獲得することになる。お前の頭蓋骨をボロボロにしてやるから、覚えておけ」と物騒予告を放った。

 しかしジュースはわれ関せずの表情だ。オスプレイをUS王者として紹介した司会者を叱責すると、現在も自身が王者であると強弁。結局この日もベルトを持ってくることはなく「ベルトがどこにあるかって? いま修理してるんだよ。かつての王者たちがクソみたいに扱ってきたからな。持ってくると思ったか? 持ってくるわけないだろ。俺が王者であることは、ベルトの有無にかかわらず不変の事実だ」と、不敵な笑みでオスプレイを挑発していた。