新日本プロレスは7日に戦略発表会を開き、9月5、6日の後楽園ホール大会で声出し応援を解禁することを発表した。

 新日本の会場ではコロナ禍により約2年半、観客には拍手だけの応援が義務づけられていた。だが今年に入りサッカーのJリーグが声出し応援を団体的に導入し、プロレスでも解禁に踏み切る団体が増えている。発表会に出席した大張社長は、新日本も9月の後楽園2連戦を声出し可能で開催することを発表。動員数をキャパシティーの50%とし、声出しに抵抗のあるファンがいることも想定し「声出しなし」のエリアも設置するという。

 ゲストとして出席した高橋ヒロムはかねてプロレス会場における声援の重要性を説いてきただけに「これは本当に選手、ファンが望んでいること」と満面の笑み。当日は大会開始前に自身が指南役となって「声出し練習」を行うプランも明かしていた。