新日本プロレス28日幕張大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦で、マスター・ワト(25)がウィーラー・ユウタ(25)に敗れ、5敗目を喫した。

 ROHピュア王座を保持する米国・AEWの刺客と激突したワトは、得意の蹴りでペースを握るとトぺ・コンヒーロを発射。続けてスワンダイブ式のフライングアッパーカットと空中殺法で圧倒する。

 さらに一進一退の攻防からジャーマンを決めると必殺のRPP(コークスクリュー式セントーン)を狙う。ところがこれをかわされると、一気に形勢逆転。変型バックフリップから首筋にエルボーを乱射され、最後はシートベルトクラッチ(変型横十字固め)で押さえ込まれ3カウントを奪われた。

 IWGPジュニアタッグ王者(パートナーは田口隆祐)として臨んだ自身3度目のBOSJだったが、公式戦2試合を残して早くも負け越しが決定。屈辱の早期敗退に「ユウタ…ウィーラー・ユウタって言ったな。この負けは絶対に忘れねえよ。AEWのチャンピオンか知らねえけど、俺はこのベルトこの看板を背負ってるんだ。忘れてたまるか」とベルトを叩きながら悔しさをあらわにしていた。