新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者の石森太二(39)が、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(15日、名古屋で開幕)へ向け怪気炎をあげた。

 石森は1日の福岡ペイペイドーム大会でエル・デスペラードを撃破し3度目の同王座戴冠を果たした。「『詰め将棋』って、デスぺが言ってる感じになった。デスペラードとは何度もやりあう相手になるだろう。それは高橋ヒロムにも言えることだけど。俺も長いことやってるけど、何度もやりあって毎回新しい発見があるってなかった。面白いよ、単純にこのリングは」と振り返った。

 王者としてジュニアの祭典に臨む石森はAブロックにエントリー。「もう少し余韻にひたりたいが、BOSJが控えているんでそうウカウカしてらんねえ。また同じブロックに金丸(義信)と田口(隆祐)がいるんだよ。本当、俺に優勝させたくねえって会社の陰謀を感じるんで、そいつを俺がぶっ壊します」とあえて自ら〝天敵〟の存在に触れつつ初制覇を誓った。

 昨年までコロナ禍の影響もありヘビー級の「ワールドタッグリーグ」と同時開催が続いていた。3年ぶりの単独開催で全20選手が参戦し2ブロック制で行われるリーグ戦へ「本来あった形がやっと戻ってきたなと。この数年、1ブロックでやってたから物足りなさも感じていたから。選手が集まるとこっちもテンション上がるし。これこそがジュニアの祭典って感じだね」と腕をぶしていた。