新日本プロレス20日長岡大会で「NEW JAPAN CUP」準々決勝が行われ、CIMA(44=GLEAT)がIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)に敗れベスト4入りはならなかった。

 ともに闘龍門をバックボーンに持つ両雄の初対決。史上最多48選手が参戦した今年のNJCで唯一外敵としてトーナメントにエントリーしたCIMAは、快進撃の勢いそのままに猛攻を仕掛けた。オカダのレインメーカーを阻止するとスーパードロル(変型バックブリーカー)から後頭部へのスワンダイブ式メテオラを発射。正面からもスワンダイブ式メテオラを放ったが、回避されてしまい決定打を奪えない。

 ならばとCIMAはメテオラのフォームからフットスタンプをさく裂させると、ニーパッドを外しての生ヒザ式メテオラを敢行。しかしこれもかわされてしまい両ヒザにダメージを負ってしまう。
 勝敗を分けたのは高度な技の読み合いだった。シュバインを阻止されたCIMAは、オカダのローリングラリアートにカウンターのコードブレイカーを狙う。ところがこれをキャッチされると開脚式ツームストーンパイルドライバーでマットに叩きつけられ、そのままレインメーカーで沈められてしまった。

 ともに闘龍門出身でウルティモ・ドラゴンを師匠に持つ〝弟弟子〟にして現プロレス界最強の男に敗れNJC制覇の野望がついえた。CIMAは「高い。高い遠い。デカイ。分厚い。そして、なにより強い。25年のプロレス人生ではなくて、44年の人生を俺はかけたつもりやけど、足元が見えたかどうか、わからんレベルや。いやぁ、オイGLEAT、俺らが目指す壁は、とてつもなく高くて、とてつもなく分厚くて、そしてとてつもなく強いぞ。日本最高峰、いや、やっぱり世界最高峰の一つやな」と完敗を認めた。

 とはいえ今大会でCIMAの残したインパクトは大きく、新興団体GLEATにとっても価値のある躍進だったことに変わりはない。「44歳の春、ここで終わりやけど、CIMAはまだ終わらん。ここから、新日本プロレスとCIMA、ストロングハーツ、GLEAT、どういう形になってくか。新しい人生の課題が見つかった。今日、オカダ選手、打ち砕いてくれて、ある意味、今のCIMAのスタイルは終了やと思う。最高峰、経験さしてくれてありがとうございました。次こそ、次の次こそ、そう思ってもらえるレスラーを、改めて目指します」。CIMAによって新たな扉が開かれたことで、両団体の今後にも注目が集まりそうだ。