
新日本プロレス20日長岡大会で「NEW JAPAN CUP」準々決勝が行われ、IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)がCIMA(44=GLEAT)を下し、準決勝に進出した。
ともに闘龍門をバックボーンに持つ両雄の初対決。オカダは48選手の中で唯一外敵としてトーナメントにエントリーしたCIMAの猛攻にさらされた。レインメーカーを阻止され、スーパードロル(変型バックブリーカー)から後頭部へのスワンダイブ式メテオラを浴びてしまう。それでも正面からのスワンダイブ式メテオラは回避し、ツームストーンパイルドライバーで突き刺した。
なおも止まらないCIMAはフットスタンプからニーパッドを外してのメテオラを放つが、オカダはこれも回避。マネークリップで絞め上げていく。
高度な技の読み合いからオカダはシュバインを阻止するとローリングラリアートを発射。これにCIMAはカウンターのコードブレイカーを合わせようとしたが、オカダはこれをキャッチして開脚式ツームストーンパイルドライバーをさく裂させる。最後は必殺のレインメーカーで3カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上では「ウルティモ・ドラゴンさんっていう師匠が同じなので、CIMAさんは兄弟子です。いろいろなことが起きて僕は新日本に来て、CIMAさんもこうやって新日本プロレスのリングに上がって戦うことができて、本当にいろいろとつながってるんだなと思いました」と感慨深げ。「次は優勝してきます!」と3年前にNJC制覇を果たした長岡の地で、優勝の誓いを新たにした。
準決勝(26日、大阪城ホール)の相手は、2月札幌大会でのIWGP世界王座V2戦で勝利を収めた内藤哲也に決定した。「内藤さんの一番の強さを知ってるのは俺だと思いますから。全然ね、気を抜くことなく、次もまた勝って、その次も勝って、チャンピオンとしてNJC優勝したいと思います」と、高らかに宣言していた。
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