新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王者、棚橋弘至(45)が〝師匠の教え〟を胸にSANADA(34)とのV1戦(19日、札幌)に臨む。
1月の東京ドーム大会でベルト奪還に成功したが、今シリーズは13日大阪大会のタッグ戦で内藤哲也にフォール負けするなど精彩を欠き、勝ち星のないまま前哨戦を終えた。
原因の一つは、長年悩まされている両ヒザの不調だ。「かなりマメには治療はしてるんですけど、実際に組み合うとSANADAのコンディションに圧倒される部分があるので。そこをどうキャリアでカバーするのかになってきますね」と分析する。
この苦境を打破するヒントになるのが、1月8日のノアとの対抗戦で激突したかつての師匠・武藤敬司(59)だ。武藤は現在、左股関節唇損傷により長期欠場中。対抗戦は痛み止めを打ってのファイトだったことを明かしているが、それでも棚橋&オカダ・カズチカという新日本の二枚看板を苦しめた。
そんな師匠のファイトはSANADA戦のロールモデルになるという。「試合に対しての姿勢ですね。どんなコンディションであっても常にファンの方を楽しませるプロ根性を感じました。僕は今まで、若い選手にもコンディションで勝った上で勝つというのを矜持にしてたんですけど。今回ばかりは老練なキャリアを生かして勝ちにいきたい」と決意を込めた。
さらに「防衛したら武藤敬司戦かな。USヘビーもハクをつけていかないといけないんで」と、米国でも絶大な知名度を誇る武藤を挑戦者候補にリストアップ。復帰へのエールともとれる青写真を示した。
「SANADA相手となればコンディションもビジュアルも譲るけど、ベルトは譲らない。新機軸を打ち立てますよ、この試合で」。満身創痍でも立ち上がる。エースが札幌の地でプロレスラーの真骨頂を発揮する。












