新日本プロレス11日の宮城・ゼビオアリーナ仙台大会で、IWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードがマスター・ワトの挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。

 左膝に集中攻撃を浴びせて試合の主導権を握ったデスペラードは、変型前方回転エビ固めからベンダバール(変型ネックロック)に捕らえられ、反撃を許す。さらに打撃の応酬からTTDでマットに突き刺されるとRPPを狙われたが、これは間一髪で回避。ピンチェ・ロコをラ・カレテラ(変型ジャックナイフ式エビ固め)で切り返されても、3カウントは許さない。

 駆け上がり式前方回転エビ固めから再び狙われたベンダバールを読み切って阻止したデスペラードは、グラウンドドラゴンスクリューでたたみかける。最後は完璧なヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)で捕獲してギブアップを奪ってみせた。

 IWGPジュニア初挑戦で驚異の粘りを見せたワトに対し、デスペラードは「個人的にお前のこと嫌いだからホメたくないんだけどさ、フィジカルに関しては、いま新日本に上がってるジュニア勢の中でぶっちぎりだとは思ってるんだよ。だがな、脳みそと練習量と考え方がちいと足りないかな」と助言。ゲスト解説で放送席にいたライバルの高橋ヒロムに「あれ、そんなに時間かからないぞ」と、ワトの〝覚醒〟が近いことを伝えた。

 V1直後は他団体勢との防衛戦の希望も口にした。SNSなどを通じて反響が広がっており「クリス・ブルックス! 勝ったよ。いつ来てくれる? カリスマ(佐々木大輔)もそうだし、(エル)リンダマンとT―Hawk、あとCIMAさんと、フランシスコ・アキラとか。面白えじゃん。あとYO―HEYちゃん。俺は、俺がこれ使って楽しむためだったら何だってやってやるぞ」と改めて他団体選手の名前を列挙した。

 さらにデスペラードは「最多防衛記録ってのも興味あるし、ノブさん(金丸義信)のジュニアのグランドスラムがかかった試合の相手が俺だったら、こんなに面白いことはねえだろう。夢がいっぱいですよ新日本のリングは。いろんなもんがある。楽しもうぜ」とも豪語。今や誰もが認める新日ジュニアの主役が、野望だらけの防衛ロードをひた走る。