新日本プロレスとプロレスリング・ノアの対抗戦が1月8日の横浜アリーナ大会で行われ、第0―1試合では新日本のヤングライオンの藤田晃生(19)とノアの矢野安崇(21)が10分フルタイムドローに終わった。

 ともにレスリングをバックボーンに持ち愛媛県出身の若手同士のシングルマッチ。前半はわずかにキャリアで勝る矢野が、マウントエルボー連打から強烈な張り手、アームロックで攻め込んでいく。

 ホームリングで負けられない藤田も得意のドロップキックを連発し反撃。試合在終盤には完璧に逆エビ固めで捕獲したが、矢野も執念でギブアップはしない。そのまま時間切れのゴングが鳴らされた。

 試合後の矢野は「クソーッ、今日だけは、どうしても勝ちたかったです」と天を仰いだ。一方の藤田は「自分は別にノアの選手や、ノアのことを嫌いとか、そんな感情はありません。でも新日本プロレスは日本で一番の、世界で一番の団体です。そこは何があっても譲らないです。矢野安崇! いつかどこかでもう1度、俺と勝負しろ! 必ず俺が勝ちます」と将来的な再戦を見据えていた。