【新日本・G1】EVILがG1制覇を踏み台に「新チームで全タイトル制圧」の野望

2021年10月05日 06時15分

タマ・トンガとのバレットクラブ同門対決を制し4勝目を挙げたEVIL
タマ・トンガとのバレットクラブ同門対決を制し4勝目を挙げたEVIL

 新日本プロレス「G1クライマックス」Bブロック公式戦(4日、後楽園ホール)で〝キング・オブ・ダークネス〟EVILがタマ・トンガ(38)とのバレットクラブ同門対決を制し4勝目を挙げた。初制覇を果たせばIWGP世界ヘビー級王座(現王者は鷹木信悟)挑戦権利証の獲得が確実だが、狙いはそれだけではない。新チーム「ハウス・オブ・トーチャー」結成には〝ある目的〟が秘められている。

 身内相手でも容赦はしなかった。暗闇殺法を用いたEVILは、セコンドのディック東郷にワイヤーチョークでタマを絞めさせる。再び照明がつくと背後からローブロー。そのままEVIL(変型大外刈り)を決め3カウントを奪った。照明のスイッチを操作していたのはSHOで、事実上3人がかりでタマから勝利を奪った形だ。

 これで無敗街道を突き進むオカダ・カズチカとジェフ・コブを1敗で追走。G1覇者には翌年東京ドーム大会でのIWGP挑戦権利証が与えられるのが通例で、この勢いのまま制覇すれば9月5日のメットライフドーム大会で敗れた鷹木にリベンジする機会を得る。

 EVILは涼しい表情で「優勝してIWGP世界? そんなのは当たり前すぎることだ。そもそもあのベルトは俺のものなんだよ。メットライフドームでは鷹木がイカサマを働いただけだ」と吐き捨てる。

 さらに「ハウス・オブ・トーチャーが4人の意味を考えたことがあるか? 俺たち4人だけで、新日本プロレスの全タイトルを取ることだって可能だってことだよ。だから何度も言ってるだろうが、全員拷問の館に引きずり込んでやるってな」とまで豪語した。

 バレットクラブ内に結成された新チームはEVIL、東郷、SHOに高橋裕二郎を加えた4人。ヘビー級とジュニアヘビー級がそれぞれ2人ずつという戦力バランスは、シングル王座はもちろん各階級のタッグ王座、NEVER無差別級6人タッグ王座も含めて全ての王座に挑戦可能な最少人数で構成されている。

「鷹木のクソ野郎はいねえが、こっちのブロックにも何人かベルト持ってるヤツらがいるからな。G1を制するついでに、今のうちにそいつらも潰しておいてやる」。すでにIWGPタッグ王者のタイチ、6人タッグ王者のYOSHI―HASHIとの公式戦で勝利しており、将来的な完全制圧を本気で狙っている。

 もちろんまずはG1制覇が最優先事項。目的を遂行するためには手段を選ばないEVILにとって、業界最高峰のリーグ戦も単なる踏み台にすぎない。

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