新日本プロレス3日後楽園大会の「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、IWGP・USヘビー級王者の棚橋弘至(44)がテキサスヘビー級王者チェーズ・オーエンズ(31)に痛恨の2敗目を喫した。

 ここまで全敗の初出場・オーエンズに足をすくわれた。ロープ越しのドラゴンスクリューからスリングブレイドを決めた棚橋は、ハイフライアタックを発射。必殺のハイフライフローを投下して勝負に出た。

 ところがこれを膝で迎撃されると、オーエンズの反撃を許す。丸め技連発こそしのいで張り手を見舞った棚橋だったが、Cトリガー(ランニングニーバット)2連発を浴びて窮地に。最後はパッケージドライバーを決められ3カウントを奪われた。

 初戦(9月19日、大阪)でオカダ・カズチカに敗れて以降は3連勝と巻き返しに成功していた棚橋だが、ここに来て伏兵相手の黒星はあまりに痛い。「2敗はまずい。クソーッ! 逆転サヨナラ負けだ。ああ負けた…。USがテキサスに負けちゃダメでしょう。これは責任重いな。これはG1優勝して、チェーズを指名するしかねえな」と、悔しさをあらわにしてリベンジを誓っていた。