【新日本】オカダ熱弁!新タイトル「KOPW」プロデュースの狙い

2020年08月01日 11時30分

オカダは外道(右)の顔面にキックをぶち込んだ

 新日本プロレスのオカダ・カズチカ(32)が、新たに設立されるタイトル「KOPW2020」提唱の真意を明かした。凱旋帰国した2012年以降、常にIWGPヘビー級王座戦線で戦ってきたが、今回考案したのはベルトを作らない年間タイトルで「変則ルール」を採用する特殊形態。プロレス界トップ中のトップが、あえて“本道”からそれるに至った経緯とは――。

「NEW JAPAN CUP」で準優勝に終わったオカダは、IWGPヘビー級・インターコンチネンタル2冠王座(現王者はEVIL)とは別路線にシフトチェンジし、「KOPW」を発案した。26日の東京・後楽園ホール大会で8選手が1回戦を、29日の明治神宮野球場大会で勝者による4WAY戦を行い初代王者を決定。1回戦の試合形式は、出場選手の希望ルールをファン投票で決定するという。ベルトは作らず、年末時点での王者にトロフィーが贈呈される。

 他ならぬ考案者が「新日本プロレスにふさわしくない」と評する変則タイトルを新設した意図はどこにあるのか。オカダは「昔から思ってました。IWGPという崩してはいけないものがある中で、プロレスって他にも面白いルールで面白いものがあるはずなんですよ」。多様な試合形式が存在するプロレスの可能性の探求に意欲をみせた。

 IWGPこそが新日本の本道であることは百も承知。全く色の違うタイトルにすることで「IWGP(の権威)が崩れないことにもつながるんじゃないかな」との狙いもある。

 オカダは2018年6月にケニー・オメガ(36=米AEW)とIWGP史上初の3本勝負(時間無制限)を戦ったが「今となっては間違いだったと思います。『新日本を見せたい』っていう意味ではちょっとしたゲーム性は必要ないと思いますし」と振り返る。それでも自身の経験から、変則ルールならではの魅力も感じていたからこそKOPWを提唱したという。

「『こんなの新日本プロレスじゃない』っていう人も出てくると思いますし。でも、まあ『見たくなきゃ見るな』って誰か言ってましたから、昔」と、団体創設者のアントニオ猪木氏(77)の言葉を引用して新たな挑戦に自信をのぞかせた。

 31日の後楽園大会では、タッグ戦でオカダと対戦した高橋裕二郎(39)が参戦を表明。賛否両論を巻き起こすKOPWが早くも動き始めた。