2日の大日本プロレスの後楽園ホール大会で、ストロング最強を決めるリーグ戦「一騎当千~Strong Climb」のAブロック公式戦が行われ、野村卓矢(28)が中之上靖文(35)を下し、2勝1敗の勝ち点4とした。

 野村は昨年、BJW認定世界ストロングヘビー級のベルトを中之上から奪取した経緯もあり、リベンジと位置付ける相手から猛攻を受ける。序盤から左脚を徹底的に痛めつけられ、さらにエルボー連打を被弾するなど気迫に押された。

 なおも足4の字固めで一気に追い詰められたが、左脚に大ダメージを負いながらも右脚の強烈な蹴りとブレーンバスターで逆襲。後半は中之上がダイビングエルボー、ボディースラムでたたみかけると、負けじとドロップキック、ブレーンバスターで応戦。一進一退の白熱の攻防戦となったが最後は野村が飛龍原爆固めで終止符を打った。

 試合後は「拮抗していましたね。お互い試合に対するプラスアルファを持ってきていたけど、それが僕の方が上だったのかな」と振り返った。

 次戦は新年早々にストロングヘビーのベルトを奪われた岡林裕二戦(6日、大阪・アクティブ・スクエア・大東大会)を迎える中「今までと同じ動きをしていても勝てない。プラスアルファの動きで相手の思考回路を狂わせた上で勝ちたい」と必勝を期していた。