全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(45)が、新日本プロレスのミスターこと永田裕志(54)に「50周年記念大会」(9月18日、東京・日本武道館)メインへの出頭を命じた。ボイコットを宣言した「王道トーナメント」(8月7日、後楽園で開幕)を事実上の次期挑戦者決定戦に認定。優勝を義務づけたミスターとの初防衛戦を実現させ、メモリアル大会をぶっ壊す。
高笑いが止まらない。14日の後楽園大会でジェイク・リーを破り、自身の3冠王座最多戴冠記録を「8」に伸ばした諏訪魔は一夜明け「まだ昨日の余韻に浸ってるよ。あ~気持ちよかった。なんたって、クソ生意気なジェイクを地獄に落としてやったからな」と恍惚の表情を浮かべた。
3冠戦はセコンドの極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」介入に凶器攻撃と悪の限りを尽くしての勝利で、ファンからは非難の声も届いた。しかも「もし日本武道館が諏訪魔と永田の3冠戦になったら最悪だ…」という意見もあったという。
団体にとって約18年7か月ぶりの日本武道館大会は、創立50周年イヤーの集大成ともいえる大会だ。そのメインが好き放題暴れる諏訪魔と他団体選手の3冠戦となれば、ファンのみならず団体にとっても不本意だろう。
だが、あえてファンのヒートを買うのが極悪専務の真骨頂だ。出場メンバーに名を連ねる「王道トーナメント」について「俺は出る必要はない。勝手に次期挑戦者決定トーナメントでもやってろ」と改めて宣言する。
その上で「1人、鼻につくやつがいる。永田裕志だ。まだ変な夢見てんのか? 夢を見られるのは今のうちだけだ、アホ! とにかく王道トーナメントを勝ち抜いて来い。で、太らせてから俺がいただく。日本武道館は俺と永田裕志の3冠戦だ。どっちが勝ってもバッドエンドだな。記念大会を締めくくるにはふさわしい」と言い放った。
これまで新日本のIWGPヘビー、ノア・GHCの戴冠歴があるミスターは、残る3冠王座を獲得すれば主要3団体のシングル王座を巻く「グランドスラム」を達成する。永田も「選手にもファンにも印象づけていけば、おのずと機運は高まっていくんじゃないですか」と3冠取りに色気を見せている。そこで諏訪魔は永田との3冠戦で記念大会をぶち壊し、ミスターの野望も打ち砕く構えだ。
最後は思い出したかのように「あと和田京平だよ。昨日の3冠戦を裁かなかっただろ? だから好き勝手やらせてもらった。なにが名誉レフェリーだ。武道館は絶対にお前が裁け」と厳命。「全日本を焼け野原にしてやる。なんたってVMが正義だから、メモリアル大会をぶっ壊す!」とどこかの党首のように拳を握り、鎌倉方面に姿を消した。












