俺が王道をさらなる高次元に導く――。全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(33)が、やる気をみなぎらせている。

 21日の東京・大田区総合体育館大会で〝大巨人〟石川修司(46)を迎えてV2戦を戦う宮原は14日、都内で会見に出席。その冒頭で「今日は、一つのことを言いに来た。それは『全日本プロレスは王道だ』ということだ。王道とはプロレスのど真ん中のこと。そのど真ん中を突っ走るのが、全日本プロレスであり、体現しているのがこの俺なんだ」と演説した。

 これまでその口から出ることがほとんどなかった全日本プロレスの代名詞を、なぜこのタイミングで発したのか。宮原は「今年が(団体創設)50周年っていうタイミングなのもありますよ」と切り出した上でこう続けた。

「まだ全日本を見たことがない人や、昔見ていた人に今の全日本を見てもらうためには、王道というものを見つめ直し、高め、表現していかないといけないと思ったんですよ。それを(今年1月に)ベルトを巻いた瞬間に思いました。『プロレスのど真ん中』とは、お客さんがプロレスという単語を聞いて、最初に頭に浮かぶもののことです」

 希代のナルシストは「だから僕が大田区大会から、今まで以上の王道を表現していきます」と小鼻を膨らませる。続けて視線を上げて「王道って、石川修司が言っているような『怪物のぶつかり合い』だけじゃないんですよ。それを21日に試合で見せるので、楽しみにしていてください。僕が、王道そのものを次のステージに導きますから」とブチ上げた。

 自らハードルを上げに上げたエースは、今年最初のビッグマッチでどんな戦いを見せてくれるだろうか。