日本プロレス殿堂会が開催した日本プロレス史70周年記念大会「LEGACY」(14日、後楽園ホール)で、〝炎の飛龍〟こと藤波辰爾(67)が健在ぶりを見せつけた。

 今回殿堂入りした6人のうち、唯一試合にも出場となった藤波は第5試合の8人タッグ戦に出場し、いきなり藤原喜明組長(72)と対戦。組長からの顔面ビンタに燃え上がると、エルボーを連打するなど攻め込む。その後も入江茂弘にドラゴンスクリューを決めるなど活躍した。

 しかし試合は阿部史典に腹固め、脇固め、頭突きを決めて会場を沸かせた組長の活躍もあって藤原組に勝利を譲ることになり、藤波は「試合が久しぶりなんで感覚がね…」と悔し気。それでも殿堂入り選手としてリングに上がることに「気持ちの中ではね、続行中なんで。現役を」と話すと「ペースを上げて、試合数を増やしていければと。地に足がついてない」と意欲的に話していた。