【プロレス大賞表彰】杉浦 還暦でもGHC王者を目指す!!

2021年01月19日 11時00分

杉浦軍の象徴「犬」の帽子をかぶってポーズ。右から杉浦、桜庭

【東京スポーツ新聞社制定2020年度プロレス大賞表彰】47回目を迎えた東京スポーツ新聞社制定「2020年度プロレス大賞」で最優秀タッグ賞に輝いたのはノアのGHCタッグ王者、杉浦貴(50)と桜庭和志(51)だ。ともにプロレス大賞MVP受賞歴がある不屈のベテランコンビには、東京スポーツ新聞社・酒井修代表取締役社長からトロフィーと表彰状が授与された。受賞者インタビューで明かされた、マット界を席巻する「杉浦軍」の意外な原動力と、次なる目標とは――。

 ――ベストタッグ受賞で周囲の反応は

 杉浦 結構、いろんな人から「おめでとう」って言われるし、家族も喜んでくれましたね。

 ――現役20年には家族の支えもあった

 杉浦 デビューした時、かみさんのおなかの中にいた長女(華穂さん=19)がこの間、成人式ですからね。式は(コロナで)なくなっちゃってかわいそうでしたけど。息子(勇貴さん=23)もだけど最近ちょくちょく時間があれば見に来てくれて、2人とも「プロレス楽しい」って言ってくれるからありがたいです。若い子でも見に来て楽しめるっていうのが実感として伝わるので、モチベーションになりますよ。

 ――昨年を振り返って

 杉浦 前半は無観客で、後半お客さんを入れるようになってからタッグのベルトを取ったし、シングルで(GHCヘビー級王者の)潮﨑(豪)に挑戦もしたし。20周年もあったし、かなり充実してましたね。

 ――パートナーの桜庭選手ら杉浦軍メンバーから得たものは

 杉浦 20年もやってくると、“型”みたいなのにはまっちゃうっていうのがあるけど、それをいい意味で崩してくれて。基本、プロレスって自由で何をしたっていい。全員が全員ロープに振って技をかけなくても、ああやって(桜庭のように)グラウンドで勝負したりとか。特に藤田(和之)選手は、技術的なことじゃなくて向かい合った時の殺気とか「忘れちゃいけないことだな」って思わせてくれましたよね。

 ――次の目標は

 杉浦 俺の中で50歳でGHCって初だったから、そこを目指そうと思ったんですけどね。

 ――GHCヘビー級王座の最年長戴冠記録は自身の47歳10か月。その大幅な更新を狙うと

 杉浦 そう。でも(2月12日の)日本武道館で武藤(敬司)さんが58歳で挑戦するじゃないですか。そこで(現王者の)潮﨑が勝てばこのまま50代で初を目指すし、武藤さんが勝てば還暦でのGHCを目指す。タッグも防衛し続けたい。

 ――2・12日本武道館大会に向けて

 杉浦 ノアとして戻ってきて終わりじゃないんで。20周年は通過点でしたけど、今回も最終到達点じゃないので。これも通過点にしたい。

 ☆すぎうら・たかし 1970年5月31日生まれ。愛知・名古屋市出身。2000年12月23日にノア・有明コロシアム大会でデビュー。09年12月6日の日本武道館大会でGHCヘビー級王座を初戴冠。V14を達成し、10年度のプロレス大賞MVPを受賞。19年に杉浦軍を結成し、11月にはGHCナショナル初代王者に。昨年は桜庭と8月にGHCタッグ王座を奪取。12月にはGHCヘビー級王座に挑戦し、51分超の死闘を繰り広げた。178センチ、89キロ。