立浪竜で高卒2年目の〝希望の星〟が連日、躍動している。中日は14日の阪神戦(京セラ)で同点だった9回の土壇場で決勝点をもぎ取って同一カード3連勝を飾り、借金を10まで減らした。
最下位に低迷するチームの中で存在感を発揮しているのが土田龍空内野手(19)だ。「8番・遊撃」で先発出場し3回に右前打を放ち、その後、岡林の適時打で先制のホームを踏んだ。5回の第2打席も遊撃手の失策で出塁すると、後藤の適時二塁打で生還。9回も一死二塁から中前打を放ち一、三塁と好機を広げ、続く代打・木下がスクイズを試みた際、岩崎の投球を捕手が捕球できず、ラッキーな勝ち越し点(記録は重盗)が転がり込んできた。
立浪監督は「こうやって粘って勝てたのは非常に大きいかなと思う。(9回は)土田がまさか打つとは思わなかったので意外性の男だなと」と目を細める。
前日13日の同戦でも1点リードの8回に先頭の土田はマルチ安打となる二塁打で出塁すると、一死三塁から岡林の遊ゴロで本塁へ突入。タイミングは完全にアウトだったが、捕手のタッチをかいくぐる〝神走塁〟を見せていた。チーム関係者は「土田には守備だけでなく打撃も走塁も天性のセンスがある。一軍に上がってきたとき(7月12日)は抹消された京田の代わりとしてで正直、どうなることかと思ったが、試合に出るたびにどんどん成長している。このまま岡林と一緒にレギュラーをつかみ取る勢いがある」と期待を寄せている。
「自分が塁に出たら得点につながるということも分かっているし、その中でしっかり塁に出ないといけないという気持ちはある」と話す滋賀・近江高出身の若竜は「自分がスタンドから見ていたところに、いられるということは、また自分みたいに見に来てくれた人たちに夢を与えないといけないと思うので、これからも頑張りたい」と意気込んでいる。












