阪神・青柳晃洋投手(28)が1日の中日戦(バンテリン)に先発し、6回3安打1失点と好投。しかし、打線の援護なく、勝ち負けはつかなかった。とはいえ、今季の〝無双ぶり〟には目を見張るものがある。1日現在、8勝、防御率1・49、勝率8割8分9厘とリーグの主要部門は依然としてトップに君臨している。

 ライバルチームの査定担当者も「他の投手と比較しても劣る項目がない…」と他チームの投手陣の相対評価しても群を抜いているとか。「防御率も1人だけダントツで、負け数も少ない(1敗)。相手打線が完全に打ち込んだ試合って、まだないでしょ」(セ球団関係者)。

 実際、今季の青柳は先発がゲームメークした指針でもあるQS(クオリティースタート)率は脅威の90%超え。パのトップの山本(オリックス)、加藤(日本ハム)、佐々木朗(ロッテ)が80%台中盤で競う水準を踏まえれば、QS部門は球界でも図抜けた存在で、他にも3完投、被弾数(3)、被安打数(66)与四球(14)などもリーグトップレベルを弾き出している。

 こうなると気になるのがオフの契約更改だ。自己最高の13勝で最多勝、最高勝率のリーグ2冠に輝き、昨年は7000万円増の1億2000万円で更改(金額は推定)したが、さらに〝凄み〟を増したエースはここまで、各項目で昨年以上の数字を並べ、昨年を超える評価をもらえる可能性は大という。

「球団によるだろうけど、このままでいけば普通に倍増もある。実質、1年目の投手なら『この成績をまず3年』みたいに抑え目の評価になるのかもしれないけど、青柳は、去年までで3年連続規定投球回はクリアしている。アップ額は球界も注目するモノになる」

 無双状態が今後も続けば昇給幅も含め、今季の球界で最も高い評価を受ける投手となることも夢ではない。バラ色のオフも「昨年超え」へ、虎のエースのモチベーションは、またさらに高まることになりそうだ。