広島の鈴木清明球団本部長(68)が24日、東京都内のホテルで秋山翔吾外野手(34)と入団交渉を行った。秋山は米大リーグ・パドレス傘下の3Aエルパソを退団し日本復帰を決断。広島のほかに古巣の西武とソフトバンクが獲得に名乗りを上げている。

 交渉時間は約2時間。年俸、契約年数などの条件を提示した。秋山からの質問も受けたという。鈴木本部長は手応えについては「わからない」と話した。また「うちは今年すぐに働いてくれないと困る、ではなくてチームのあり方として(必要な選手)」とも続けた。

 同本部長は改めて秋山の評価について「実績を見るとプレーヤーとしても申し分ない。来てもらえればカープにとって大きな財産になる」と語った。交渉は1度きりの見込みで、秋山の決断時期について同本部長は「わからないが、そんなに時間はかからないと思う」と予測した。