中日・岡田俊哉投手(30)がまさかの背信投球だ。

 11日の日本ハム戦(札幌)で先発転向して今季2度目のマウンドに上がったが、制球が定まらない。初回に先頭の上川畑にいきなり四球を与えると、一死からまたも四球を出して松本剛、野村に連続適時二塁打を浴びてあっと言う間に3点を失った。結局、この回でわずか21球での屈辱の降板となった。13年目左腕は「チームに申し訳ないです…」とうなだれるしかなかった。

 立浪監督は「本人も当然、意気込んではいた。ファームで頑張っていたのでチャンスは与えたが…。やっぱりストライクが入らなかったら調子うんぬんというよりも本人の気持ちの問題だと思うので、そこをクリアしてくれないと」と渋い表情を浮かべていた。

 あっさり初回で降板を命じた理由について打線の状態が関係していたことに言及。「今の打線の状況を考えれば、3点を何とか追いかける形というところで。結果は5回までに次の3点を取られるまでに1点でも返せなかったのが今日は全てだと思う」。この日、散発5安打で無得点に終わった打てない打線を嘆いた。