DeNAは12日、巨人戦(那覇)に4―10と大敗。勝率は再び5割を切り、借金生活へ逆戻りとなった。

 先発マウンドに立ったフェルナンド・ロメロ投手(27)が誤算だった。立ち上がりから制球が安定せず、丸に2ランを被弾。さらに相手先発・戸郷にまで2点適時打を浴びるなど、3回8安打6失点の大乱調だ。今季2敗目を喫し、降板後は「自分自身入りから良くなく、コントロールも悪かったです。しっかり映像でフォームなどをチェックしたいと思います。次回登板までしっかり課題と向き合い取り組みたいです」と振り返った。

 野手陣では「1番・中堅」でプロ初スタメンとなったドラフト6位ルーキー・梶原昂希外野手(22)が、3回にプロ初初安打となる1号2ランを放つなど、4安打2打点と大暴れ。ただ、打線は13安打を叩き出しながら、10残塁とつながりの悪さも目立った。

 チームは主砲・牧や抑えの山崎ら主力を含む11人の選手が新型コロナウイルス感染で離脱中。打線の主軸を担うオースティンも右肘手術のため米国に帰国し、苦しいメンバー構成を強いられている。それでも試合後の三浦監督は「離脱している選手が多数いる中でミスはあったが、いいところもいっぱい出ていた」と前を向いていた。