中日・立浪和義監督(52)が、今季の開幕投手を逃した柳裕也投手(27)を気遣った。

 1日に指揮官は3月25日の巨人戦(東京ドーム)の開幕投手に2年ぶり4度目となる大野雄大投手(33)に託すことを発表。すでに昨年11月の秋季キャンプ中に大野雄自身に伝えていたことを明かした。

 一方、昨季チームトップの11勝(6敗)を挙げ、最優秀防御率(2・20)と最多奪三振(168)の二冠を獲得した柳は残念ながら〝落選〟。これまで「大野さんに勝つというよりも、開幕投手はチームに1人しかいない。それにふさわしい取り組みと結果を求めていきたい」と、自身初の開幕投手を目指して練習に取り組んできていた。

 柳のショックが気になるところだが、立浪監督はしっかりフォロー。「柳も開幕投手を目標にやっていたと思うが、柳を1回呼んで説得する形で話した。理解してくれてるかどうか分からないが、今年はこらえてくれと言いました。もちろん、今年は昨年のような成績を残せば、来年は開幕投手ということもある」と説明した。

 その上で、柳に対し、指揮官は「いずれも(先発ローテの)中心であることは間違いない」と信頼を口にした。