阪神・及川雅貴投手が19日の練習試合・楽天戦(金武)の7回から4番手として登板。3イニングを投げ、1安打2四球無失点の内容だった。
今季から先発転向を目指す20歳左腕は、先発登板した前回の練習試合・日本ハム戦(8日、宜野座)で初回に制球を崩し3失点。この日も立ち上がりの7回に二死満塁のピンチを背負ったが、田中を空振り三振に打ち取り窮地を脱出すると、続く8、9回は3者凡退。前戦と比較すれば、内容も結果も良化の傾向がみてとれる48球だった。
だが、指揮官の評価は手厳しい。この日の試合終了後、及川の投球内容について問われた矢野監督は開口一番で「この投球じゃ先発はしんどいね。長いイニングは持たないし、それなりの打者が並んで来た時に、どう抑えるのか見えない」とバッサリ。「一軍のバッターが並んで来た時に、ゼロで終わることはないと思うし、中身としても、もうワンランク、ツーランク上げていかないと、長いイニングっていうのはしんどい」と続けた。
期待値の高い左腕だけに、若手主体の楽天打線を相手に、前戦同様立ち上がりに苦しんだ姿は、指揮官の目には不十分に映った模様だ。今後の実戦で3、4回と複数イニングを及川のために割ける機会は限られてくる。矢野監督は「ピッチャーも投げる人数が多いからね。今後はふるいにかけなければダメやから。試合数は限られてくるから、今後、及川にどれだけ投げられるところを与えられるか分からない」。事実上、及川は開幕ローテ入りをかけた春の競争から、一歩後退した格好だ。
試合終了後、報道陣の取材に応対した及川は「前回に引き続き立ち上がりで自分を苦しめてしまった」と振り返った上で、「アピールするしかない。もっと内容も上げていかないと」と語った。












