中日が国内FA権を行使した中日・又吉克樹投手(31)の流出阻止へ向け、条件の見直しも辞さない構えだ。

 9日に交渉解禁となるや、さっそく興味を示していたソフトバンクとDeNAが動きを見せた。最大のライバルは資金力が潤沢なソフトバンク。藤本監督は「ぜひ、来てほしい選手。全力で(フロントに)お願いしています」と熱烈なラブコールを送っており、3年総額4億円程度とみられる中日の条件を大きく上回る好条件が提示されるのは必至な状況だ。

 又吉は前述2球団との交渉後、再び中日と話し合いを持つ予定だが、そこで他球団で提示された条件を交渉材料とする可能性は十分ある。

 しかし中日の加藤宏幸球団代表は「彼がこの球団はいくら提示したから、これだけ出してくれますか、みたいなことを果たしての言うのかな。逆にこれから交渉するときにドラゴンズはこれだけの提示でしたということを彼が言って始まるのかどうかも分からないが…。それだと本当にマネーゲームみたいになってしまい、ただのつり上げになってしまう。彼がそれをやるのか、やらないのかは全く分からないけど、そんなことを彼はやらないと思う」と情に訴えている。

 一方で、宣言残留を認めている加藤代表は「こういうところが条件的に変わらないですかという相談を受ければ、それについては検討する」と上乗せする用意があることも示唆している。その思いは通じるか――。