広島・栗林良吏投手(25)が16日の巨人戦(東京ドーム)で8―5の9回に登板した。先頭・松原への4球目を投げた後に左肩を気にするそぶりを見せ、トレーナーがマウンドへ向かった。ただ、そのまま投げ続けて松原を左飛、若林を二ゴロとした。

 ところが二死で丸、岡本に連続四球を与え、ウィーラーに2点適時打を浴びた。それでも続く中田を空振り三振に仕留め、34セーブ目を挙げた。栗林が失点するのは6月13日のオリックス戦以来で、セーブシチュエーションでは初めて。

 佐々岡監督は「左肩は影響ないと思うけど…」と話し「点は取られたけど、きっちり勝ちに結びつけた」と称えた。栗林は17試合連続セーブで、1997年の佐々木主浩(横浜)の16試合連続セーブを抜いてセ・リーグ歴代単独3位に浮上した。