ハンカチ王子が、遂にグラウンドを去る。日本ハムは1日、斎藤佑樹投手(33)が今季限りで現役を引退することを発表した。

 斎藤は早実―早大を経て2010年にドラフト1位で入団。近年は慢性的な肘痛に苦しみ、昨オフには保存療法を用いた右ひじ靭帯(じんたい)の回復を行った。

 今季はここまで一軍登板はなく、二軍戦では11試合に登板し3勝1敗、防御率5・63。一軍での通算成績は88試合に登板して15勝26敗の防御率4・34だった。

 齊藤は球団を通じて「今シーズン限りでの引退を決断いたしました。ご期待に沿うような成績を残すことができませんでしたが、最後まで応援してくださったファンの方々、本当にありがとうございました。約11年間、北海道日本ハムファイターズで最高の仲間とプレーすることができて幸せでした」とコメントした。