反省が尽きなかった。広島の森下暢仁投手(23)が5日の楽天戦(マツダ)に先発し6回1/3を4安打3失点の粘投を見せた。森下は新型コロナウイルスの陽性者の濃厚接触者に認定され、前日4日に一軍に合流したばかりだった。

 隔離期間を「早く試合に戻りたい、チームに戻りたいという気持ちでいた」と振り返る。また復帰戦は「自分がプロに入る前からずっと見ていたすごい選手」の田中将との投げ合いで「しっかり投げ合えることができて良かった」と話す。

 ただ、7回に先頭・辰己、太田に連続四球。一死一、二塁で2番手の森浦と交代した。森下は「四球を2つ出してしまって試合の敗因を作ってしまいました。あそこで流れを壊してしまいました」と悔しそうにベンチでうつむいた。