広島が26日の中日戦(マツダ)で6―7の逆転負け。4点リードの8回に一挙5点を奪われて試合をひっくり返された。

 痛かったのが一死満塁から2番・阿部に左前打を許した場面だ。左翼手の松山竜平外野手(35)が打球を後逸し一気に2点差に迫られた。さらに走者も二、三塁とされ逆転のきっかけとなってしまった。
 
 この局面について佐々岡真司監督(53)は「(松山の)打順が回るというところを考えた中での判断。いろいろ考えながらやっていたが」と説明。5回の攻撃終了時に松山を代えて守備固めに入ることも頭にあったというが、試合終盤の攻撃を見据えて“続投”を決断したようだ。

 結果として松山はその裏の攻撃の無死一、二塁の好機で併殺に倒れ起用に応えることはできず。指揮官が「最後まで諦めないというところで、切り替えてまた明日頑張ります」と話したように、この悔しさを今後の戦いで晴らしていきたいところだ。