楽天・田中将大投手(32)は第4クール初日となった16日、日本ハムとの練習試合(20日、金武)に向けて順調に調整を行った。

 この日、田中将はブルペンには入らず、他の残留組とともにキャッチボール、ゴロ捕球、ランニングなどで汗を流した。

 ゴロ捕では三塁ベースに立ち、ドラフト3位ルーキー・藤井の至近距離からの送球には「シュートこわい!」とおどけ、なかなか本塁へストライク送球ができない同4位・内間には「何回チャンスもらっとんねん!」とゲキを飛ばすなど、ヤジ将軍としても投手陣を引っ張っていた。

 捕球後のトンボ掛けも自ら率先して行い、侍ジャパンなどで気心の知れた涌井と楽しそうに談笑する姿が目立った。

 20日に実戦初登板を迎える日本ハムはプロデビューからの7年間で34試合23勝6敗と相性抜群だった相手。凱旋最初の登板でどんな投球を見せるのか、注目が集まる。