阪神・陽川尚将内野手(29)が31日のDeNA戦(横浜)で、第1打席に先制の6号満塁弾、第2打席でキャリアハイとなる7号ソロをマークする大暴れを見せた。

 続く第3、第4打席にも期待が集まったが、今度は2打席連続で申告敬遠されるという〝珍事〟が発生した。

 一死二、三塁で回ってきた4回の第3打席、同じく一死二、三塁の第4打席でも、勝負を避けられた虎のゴリラーマン。申告敬遠がコールされるたびに、スタンドのDeNAファン、阪神ファンの双方からはため息がもれた。

 データを重視するラミレス監督らしい選択ではあるが、いずれの回も次打者の7番木浪が左犠飛と左翼線への2点適時打をマーク。5回までに14安打13得点をマークした虎打線を止めるための有効な手立てとはならなかった。