急逝・川村さんに捧げるV奪回!試合前練習は「声出しTシャツ」着用

2020年10月27日 22時49分

川村コーチのユニホームを持つソフトバンク・柳田

【ソフトバンクV奪回】チーム一丸でつかみ取ったリーグ優勝はシーズン中に急逝した川村隆史コンディショニング担当にささげるものになった。

 川村さんは9月15日にくも膜下出血のため55歳の若さで亡くなった。選手には翌16日の日本ハム戦(札幌ドーム)の試合後、ミーティングで訃報が伝えられた。

 選手に寄り添う姿勢、明るいキャラクターで誰からも愛された人だった。選手会長の中村晃は「川村さんが望むことは、僕たちが元気で野球をして明るい姿を見せていくことだと思う。つらいですけど、選手だけじゃなくみんなで川村さんの分も頑張っていきたい」。こうチームの思いを代弁して決意をにじませた。

 9月20日の試合からベンチには川村さんのユニホームが飾られた。優勝が決まったこの日、選手、監督、コーチ、スタッフは、全員が川村さんをしのんで作った水色のシャツを着用して試合前練習に臨んだ。王手がかかったからではない。偶然にも納品が前日になったからだった。シャツの表には笑顔の、裏には円陣で声出しをする川村さんがプリント。きっと天国でも鷹ナインの戦いを頼もしく見守ってくれていたに違いない。