阪神・小幡竜平内野手(20)が2日の巨人戦(甲子園)でプロ初の3安打猛打賞をマーク。4―1の勝利に大きく貢献した。

 3打席連続で快音を中前へ運び「カウントや状況を意識した。しっかり間もとれていると思う。(猛打賞は)すごくうれしいです」と先月に20歳になったばかりの若者らしくはにかんだ。チームはコロナ禍の影響で、二遊間のレギュラーだった糸原、木浪が戦線離脱。望外の形でめぐってきたチャンスに「遠慮せずにレギュラーを狙いたい」と力を込めた。

 苦境にあえぐチームに現れた〝孝行息子〟に矢野監督も「失敗やうまくいかないこともあるだろうが、積極的にプレーできている。このまま守備も攻撃もどんどんやってくれれば」と目を細めた。