最悪のスタートだったが粘りに粘った。広島の中村祐太投手(25)が20日のヤクルト戦(神宮)に2019年5月5日以来の先発。初回に先頭・浜田、青木、山田哲に3者連続本塁打を浴びたが、その後は粘って4回2/3を3失点。

 今季初登板の中村祐は5回二死一、二塁で打者・山田哲を迎える場面でトレーナーが駆け寄り、ベンチに下がった。何らかのアクシデントが発生したようでマウンドに戻ることなく、そのまま2番手の菊池保と交代した。

 中村祐は初登板を前に「初回からしっかり腕を振って、先を見ず、一人ひとりしっかり入っていけるように、打者と勝負できるようにということを課題として取り組んできた」と話していたが、18年5月1日の巨人戦以来の白星とはならなかった。