広島・遠藤の黒星消す執念ドローも最下位転落

2020年08月16日 22時47分

6回無死、サンズに四球を与え悔しがる遠藤

 執念のドローも、広島が2日以来の最下位に転落した。

 16日の阪神戦(京セラ)で先発・遠藤は猛虎打線相手に試合をつくった。初回、先頭・近本の遊ゴロを田中が後逸。チーム30個目となる失策で走者を許すと、前日15日に猛打賞と打ち込まれた2番・糸井に直球を右前へとはじき返され無死一、三塁とされる。続くサンズに四球を許し、無死満塁から大山の二ゴロ併殺崩れの間に先制の1点を許す。ボーアにはバットを折りながら右前にしぶとく落とされ2点を失った。

 味方に出鼻をくじかれる不運。しかし、そんなことにもめげず遠藤は、その後は見事な投げっぷり。「しっかり腕を振って攻めてもらいたい」とベンチで見守った横山投手コーチの期待に応え、角度のある直球とカーブ、チェンジアップを巧みに操り、6回まで猛虎打線を4安打に抑え、追加点を許さない。

 右腕の〝忍耐〟が中盤以降にようやく報われる。秋山を5回まで打ちあぐねた赤ヘル打線は6回、2番手・ガンケルから一死三塁と好機をつくり松山が「うまく反応することができました」と右前へ運び1点を返す。7回には岩崎の暴投で2―2の同点。奮闘した遠藤の黒星が消えたのがせめてもの救いだった。