コイの投打がかみ合わない。広島は1日の巨人戦(東京ドーム)に3―11の大差で敗れた。前日7月31日は打撃陣が今季ワーストの3安打(1得点)と貧打に泣き僅差で敗れたが、この日は投手陣が14安打11失点と打ち込まれた。

 まずは先発の床田寛樹(25)だ。これまで課題にしていた初回は三者凡退で切り抜けたが、1―0の2回の先頭・岡本に二塁打を浴び、続くウィーラーに中前適時打で同点。3回に先頭・亀井に二塁打され、坂本勇にも四球を与える。

 無死一、二塁で続く丸がバントした打球を一塁・松山が悪送球。その間に二走が生還し、逆転を許した。4番・岡本を打ち取り一死二、三塁とするも、ウィーラーの犠飛、中島の二塁打で各1点を失い、わずか3回4失点(自責2)でマウンドを降りた。

 2番手・島内は無失点でつないだが、5回から登板の3番手・ケムナが2回5安打7失点と大炎上。佐々岡監督は床田について「1球1球の集中力が足りない」と辛らつで、次回登板は「もうないです」と二軍行きを決定した。

 投打だけでなく、守備の乱れもあっての連敗。指揮官は「エラーだけじゃないけど、こう展開で負けが続いていると、そう見られる」としつつも「選手は勝つために一生懸命やっているから、また明日集中力を持ってやるだけです」と最後は前を向いた。