ソフトバンク・工藤監督 異例のぶっちぎりV宣言

2020年06月19日 16時30分

囲み会見に応じる工藤監督

 身内からも驚きの声が上がった。ソフトバンク・工藤公康監督(57)が19日からのロッテとの開幕カード(ペイペイドーム)を前に、天敵に3連勝して開幕ダッシュ&ぶっちぎりVを宣言したからだ。

「いつになく前のめりだった」(球団関係者)。キャスターの経験もある工藤監督は言葉に慎重なタイプ。それが昨季8勝17敗と大苦戦したロッテとの開幕カードを前に強気な言葉を並べた。「プロ野球選手である限りは“やられたらやり返す”と強い気持ちを持って臨むのが何よりも大事。去年の逆になるように、3連勝できるように戦いたい」「開幕スタートダッシュして、ぶっちぎりで勝つぐらいのつもりで戦わないといけない!」

 字面以上に熱のこもった大演説には身内の球団関係者も「監督、どうしたんだ?」とビックリ。一方で「オンラインを使って頻繁にコーチ陣とミーティングを重ね、選手とも同様にコミュニケーションを取っていた。うちの監督は準備に時間を費やすタイプ。延期を誰よりも有効に使ったんじゃないかな。そこからくる自信。相当な手応えがあるのは近くの人間ほど感じている」と“自信の表れ”と読み解く関係者もいた。

 また別の関係者は、指揮官が発した“好戦的”な発言をこう解釈した。
「ロッテは去年9つも負け越している相手。かねて監督は『2勝1敗。カード勝ち越しを目指す』が口癖だけど、それではロッテ相手に“ぬるい”よね。自信というよりも兵の士気を高める意味で“笛を吹いた”んじゃないか」

 本紙を含めた各スポーツ紙が行った順位予想でソフトバンクは圧倒的なV候補に挙げられた。過去5年で4度の日本一を誇りながらリーグ優勝2度にとどまっている指揮官は本気度MAXだ。