広島ドラ1・森下 2戦連続計15失点も高評価のワケ

2020年06月15日 16時30分

2戦連続計15失点炎上の森下

 2戦連続の大量失点でも高評価は不動だ。広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)は7日のオリックス戦で5回途中6失点と炎上したのに続き、14日のソフトバンク戦(ペイペイ)でも初回に4安打2四球で4失点すると4回にも5点を失い、4回9失点(自責点7)で降板した。

 新人右腕は「一つひとつのボールをしっかり投げられたが、高さやコース、どの球種を投げるかなどを(開幕までに)見直していきたい」と猛省した。キャンプから順調だったのに、ここにきて不安を露呈?と思いきや、ライバル球団はこう分析していた。「4点取られた初回はカットボールをほとんど使わずに組み立てていた。直球主体でどれだけ抑えられるか試していたんだろう。だから参考外。4回も味方の守備に足を引っ張られているので割り引いて見る必要はある」(ある球団スコアラー)

 佐々岡真司監督(52)は「真っすぐで押すというのがあったかもしれない…」と言葉を濁していたが、初回に勝負球でもあるカットボールを投じたのは大量失点後の3球のみ。過去には大瀬良大地投手(28)があえて得意球のカットボールを封印して投球するなど、広島ではシーズン前の登板であえて“球種縛り”を設けることがある。

 今回の森下はカットボールを織り交ぜた2、3回は三者凡退に抑えている。4回の5失点も2失策&野選と味方の拙守による失点とあって、ライバル球団007は「額面通りには受け取れない」と見ているのだ。

 2年ぶりのV奪回に向けて、森下は先発ローテに欠かせないピース。本番では“縛りなし”の投球で周囲をアッと驚かせても不思議ではない。