6・19開幕見越して…原巨人動く

2020年05月12日 16時30分

坂本の練習強度もこれから上がってきそうだ(球団提供)

 原巨人が打った大胆な一手は吉と出るのか。3月26日から継続してきた巨人の「個人調整期間」が大きな転機を迎えた。

 これまでジャイアンツ球場に限定してきた練習場所を、11日から東京ドームも追加。球団はG球場に一~三軍が集まる「密集を避けるため」とした一方で、真の狙いは「最短6月19日のペナント開幕を見越して練習の強度を上げることにある」(球界関係者)という。

 G球場だけでは時間的な制約が多く、2か所に分散させることで、それぞれの練習時間は増加。調整のピッチも「2勤1休」から「3勤1休」にペースアップする方針だ。

 この日、開かれた12球団の代表者会議では6月中旬から下旬の開幕を目指すことが確認されたが、巨人ではその方針が発表される前から坂本や丸ら一軍メンバーが久しぶりに本拠地で練習を再開。いち早く新たな開幕に向けて再スタートを切った格好だ。ただ、今回の決定がどう転ぶかは分からない。今後、新型コロナの感染が拡大し、6月開幕も延期となれば、選手たちのコンディション維持は難解を極める。ただでさえ、現在はキャンプやオープン戦で仕上げた状態から一度落とした状況にあり、主力勢を中心に「落としてまた戻るのか」といった不安がつきまとっている。この日を境に選手たちは再び仕上げのステージに入っていくが、感染状況によって2度も上げ下げすることは極めて難しくなる。

 もちろん、いつまでもジッとしているわけにもいかない。しかし、強度を上げるからには退路はほぼない。原辰徳監督(61)はこの日、代表者会議の発表を受けて「それぐらいでスタート、開幕があるんではないかという準備をしているという段階ですね」と語った。このまま開幕に向かえればいいが、果たして――。