西武・松坂大輔投手(39)とロッテ・佐々木朗希投手(18)の「平成&令和の怪物」の初コンタクトはニアミスに終わった。

 22日、西武B班のキャンプ地、高知・春野で西武―ロッテの練習試合が行われた。雨天のため試合前練習が室内練習場で行われ、テレビカメラ、スチールカメラが2人が接触する瞬間を逃すまいと待ち構える中、午前10時20分過ぎにロッテが練習場に到着した。

 佐々木がルーキーらしく大きなクーラーボックスを運びながら室内練習場に入ってきた時、練習が終盤に入った松坂はちょうどダッシュの最中。そのままロッテの全体アップが始まり、佐々木もストレッチをしながら21年前のルーキーイヤーに高卒でいきなり16勝をマークして最多勝に輝いた「平成の怪物」の存在を視線の先に確認していたが、互いに練習中だったため接触するチャンスはなかった。

 代わりに松坂のもとへあいさつに訪れたのは、ソフトバンク時代のチームメート・福田だけだった。

 通常、このような「ご対面場面」を実現させるためには事前に両球団間での申し合わせが必要なのだが、この日はその段取りが整っておらず、23日の第2戦以降に持ち越されることになった。