中日が来春の沖縄キャンプでナインに向けてSNS対策を検討している。

 発端は25日に名古屋市内の焼き肉店で行われた野手送別会。その様子を収めた動画がインスタグラムで配信されてしまったこと。退団した選手を含めた野手陣らが大笑いしながら盛り上がっている中、周囲からあだ名をコールされて一気飲みしたり、主力野手が酔った勢いで思わず「Gスポット」と口にしてしまい「やめろ、やめろ、アウト!アウト!」と制される一幕も。さらに先輩野手が後輩野手に「プロ野球は部活動じゃねーぞ!」などと説教したり、正式発表前のチーム内人事情報まで流れてしまう場面もあった。

 SNS上では「ドラゴンズ飲み、最高です!」「めっちゃ楽しそう」など好意的に受け止めるファンも多かったが、中には「見てて感じが悪い」「ふつうにパワハラだよな」と不快感を示す書き込みも。一部野手の間には「(退団した選手が)動画を撮っていることには気づいていたけど、まさかライブ配信されているとは思わなかった」と配信されたことを疑問視する声もある。

 問題のインスタライブについて加藤球団代表は「そういう事実があるならSNS研修とかをどっかでやって注意しないといけない。ただSNSに限らず、パワハラだとか、セクハラとか、そういうのを含めて一社会人としての研修は大切だとは思う。キャンプ中とかに講師の人とか呼んでやらないといけない」と検討している。

 27日の選手会納会で新選手会長に就任した京田は「(僕が)チーム内でのあいさつや身だしなみなどにも気を配り、チームの雰囲気をより良くできるようにやっていきたいです」と誓った。