16連敗ヤクルト意外にも株主総会ほぼ無風 ワースト96敗・荒れた17年と何が違う

2019年06月20日 16時30分

リーグ最下位のヤクルト

 株式会社ヤクルト本社の第67回定時株主総会が19日、東京都内のホテルで開催された。球団オーナーである本社の根岸孝成代表取締役社長(70)が議長を務め、衣笠剛球団代表取締役社長兼オーナー代行(70)も壇上に並んだ。
 今季はシーズン序盤こそ好調だったものの、5月14日の広島戦からリーグワーストタイの16連敗を喫するなどし、現在はリーグ最下位。そのため総会の質疑応答ではスワローズ関連の意見や質問が相次いだ。

 スワローズ応援歴60年だという男性株主は現在のチームについて「がっかりするような状況」と厳しい言葉を投げかけた上で「球団に電話して文句を言いたいと思っているけど、どこから手をつけていいのかわからない」と発言した。

 回答したのは衣笠社長。「現状、苦しい戦いをしております。敗因としては多々ありますが、やはり先発投手陣の不調、それからくる中継ぎの登板頻度の高まり。全体的な不調が挙げられるかと思います」と話した。

 それに加えて「守備にも乱れがあります」として、今後はチームとしてAクラスを目指しつつ立て直しを図っていくと株主の前で宣言した。その後も東京五輪後に建設予定の新しい神宮球場のことなどについても質問が出た。

 とはいえ、全体的なムードはそれほど険悪ではなく、ほぼ無風。むしろ球団ワースト記録を更新する96敗を喫した2017年の総会の方が「監督の采配もなっていないし、最下位を独走している状況。執行部はこのままでいいのか」という厳しい質問が出るなど、殺伐とした雰囲気が漂ったもの。数字的には17年の14連敗を上回る16連敗をしているものの、応援するような株主の意見が多かった。この球団は伝統的にファンが温かく、若手選手が伸びていることなど、今後に期待が持てそうなチーム事情もあるが…。今後の戦いでその期待に応えられるか。