広島が首位陥落 炎上の“前守護神”中崎に「放牧」の声も

2019年06月19日 16時30分

4点を献上し、下を向いてベンチに戻る中崎。左は会沢

 広島が“前守護神”の扱いに頭を悩ませている。18日のロッテ戦(マツダ)は延長11回に6番手で登板した中崎翔太投手(26)が4安打1四球で4失点と炎上。打線の拙攻も響いて2―6で敗れ、巨人に抜かれて首位から陥落した。

 変化球を見極められ、渾身の直球をことごとくはじき返された。中崎は「投げている球が甘い。それだけです。(コースに)投げ切れないのは話にならない」と潔かったが、現状は3連覇を支えた守護神の姿からは程遠い。緒方監督は「ザキ(中崎)一人の責任ではない。いい采配ができなかった」とかばったが、佐々岡投手コーチは「球がいっていない」と渋い顔で率直な思いを口にした。

 中崎は今季も抑えとして開幕を迎えたが、不安定な投球内容が続いたことから交流戦に入って中継ぎに配置転換された。「高さも甘いし、球の弱さも…。ずっと待っているんですけどね。(登録抹消は)まだ…というところではあります」。佐々岡コーチは実績を尊重して粘り強く復調に期待してきたが、どうすべきか、さすがに迷いの色が濃くなっている。

 状態を心配するスタッフの間からは「思い切って1か月ぐらいファームへ“放牧”に出しては」との声も上がっている。3連覇の功労者でもある中崎は過去4シーズンで計257試合に登板しており、不調の原因に勤続疲労を指摘する声は内部にも多い。

「何かを変えないといけない」と珍しく変化の必要性を口にした中崎。佐々岡コーチは「いろいろ悩んでいるところもあるだろうけど、ここを乗り越えてほしい」とまだ我慢の構えだが…。剛腕復活に結びつくのはどの道か、模索の日々が続く。