西武に迫られる“裏ローテ”の早期再編

2019年04月18日 12時51分

3回を2安打無失点にまとめた内海

 開幕から16試合で7勝9敗の5位と調子の上がらない昨年のパ・リーグ覇者・西武が“裏ローテ”の早期再編を迫られている。

 開幕の敵地・ソフトバンク戦に3連敗した直後、本拠地でロッテに3連勝し借金を最短返済。一時は貯金も蓄えていたが、昨年の最下位球団・楽天に2カード連続未勝利の4連敗で現状は借金2を抱える苦しいスタートだ。

 当初、予定していた内海、榎田とドラフト1位右腕・松本の先発3本が出遅れ。「我慢の4月」を強いられており、目標の5割をキープして最初のヤマ場であるゴールデンウイークを乗り切れるかが、リーグ連覇の最初のカギとなる。

 戦力的には浅村が抜けても、チーム打率2割6分、同90得点と自慢の強力打線がいずれもリーグトップ。12球団屈指の攻撃力は健在だ。

 しかし、泣きどころである投手力はチーム防御率4・46(リーグ6位)が示す通り、強力打線の援護なしには勝利に近づけない状態。特に多和田、今井、高橋光の“表ローテ”の防御率4・19に対しニール、武隈、本田の“裏ローテ”のそれは7・07と攻撃陣の負担を重くしている。

 単純に考えて、手っ取り早い解決策は二軍調整中である「UEM」(内海、榎田、松本)の早期一軍復帰。現在、苦しんでいる火、水、木のローテーションにその3人がすっぽり収まってくれることである。

 幸いにしてその3枚は17日のイースタン・ヤクルト戦(メットライフ)でチーム状況にせかされるように一斉登板。先発した榎田は自らの失策絡みなどで5回途中7失点(自責1)と不安を残したが、投げているボールやテンポには問題なし。3回を2安打無失点にまとめた内海、2四球こそ与えたが1回を1安打無失点2奪三振の松本も問題なく今後に期待を持たせる内容だった。

 投球を見た杉山二軍投手コーチは「内海は次はアタマ(先発)で6回を70~80球ぐらいでいければ。(3投手で)一番早いのが(この日103球を投げた)榎田ですかね。次はもう少しイニングを伸ばして結果を求めつつ6、7回を投げてほしい。内海はゴールデンウイーク明けぐらいでもいい」と二軍の立場からの見解を語った。

 だがそれも一軍の台所事情次第。GWが明けるまでの15試合の浮沈状況で、その判断は伸縮していく可能性もありそうだ。