エンゼルス・大谷翔平投手(28)が28日(日本時間29日)の本拠地レンジャーズ戦に「1番・投手兼DH」で先発し、6回8安打2失点でクオリティースタート(QS)の好内容を残すも6敗目(9勝)を喫した。1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」は2試合連続でお預けとなった。この試合では11奪三振をマーク。6試合連続2桁奪三振となり、ノーラン・ライアン以来45年ぶりの球団記録(7試合連続)にも王手をかけた。打者では4打数無安打。チームは0―2で敗戦した。試合後の一問一答は以下の通り。

 ――初回に無死満塁から、うまく切り抜けた

 大谷 全部2ストライクからの単打なので。ちょっと甘く入ったところを打たれて。そこをゼロに抑えられたのはすごく大きかったかなと思います。

 ――初回は空振りが奪えなかった。相手も研究している。投げていて違和感はあったか

 大谷 なかったですね。空振りは十分に奪えていましたし。空振り率的にも悪くはないかなと思うので。2ストライク、本来はボールというかもっともっといいところ、カウント的にも自分の方が有利でしたし。もっともっとこう、遊べるではないですけど、いろいろな選択肢を増やせる1球の中で真ん中付近にいって打たれてしまうというか、いいところに飛んでしまったっていうのが一番の違いかなとは思います。
 
 ――4回に先制ソロを浴びたが、3者連続三振に抑えた

 大谷 結果的には自分たちにとっては致命的な1点になってしまったので。取り返すのは少し難しかったところかなというのはありましたけど、個人的には2点目の方がいらなかったかなと思います。

 ――やはり10勝は大事な数字か

 大谷 数字はやっぱりついてくるものだと思っているので。ただ、10勝は節目としては大事かなとは。プレーヤーとしては大きなことと思いますけど、基本的なとらえ方はあまり変わらないかなと思います。

 ――前回登板に続いて打線の援護がない中での投球

 大谷 今日に関してはスコアリングポジションの2打席目ですかね。あそこでやっぱり打てているか、打てていないかがチームの勝ちにはだいぶこう、偏ってきているかなと思うので、どちらかといったら自分の責任かなと思います。

 ――調子自体はどうだったか

 大谷 普通ですかね。初回、2ストライクから甘く入っている自体が、良いか悪いかでいったら悪いですし。そこから3つ三振取れているといえば、良かったといえば良かったので。良いところあり、悪いところありの1日だったかなとは思います。悪かった時に長打打たれて点を取られているという試合だったかなとは思います。

 ――短期的にも長期的に見ても、エンゼルスに残りたい気持ちはあるか

 大谷 残りたいかどうかというよりやることをやるしかないですし。どこにいても、何をやるかは変わらないので。もちろん今までお世話になったところもありますし、ファンの人ももちろん好きなので。今はやっぱりエンゼルスにいる。今日もそうでしたけど、1試合1試合勝ちたいなという気持ちで。また明日もあるので、切り替えて頑張りたいなと思っています。