ブルージェイズのジョージ・スプリンガー外野手(32)は5日(日本時間6日)に本拠地トロントでのツインズ戦に「1番・中堅」で先発し、初回の第1打席で左翼へ11号ソロ本塁打を放ち、メジャー通算50本目の先頭打者本塁打をマークした。チームの公式サイトはトップページで「スプリンガーが歴史的な本塁打を放った」と速報した。

 3点を追う初回先頭で相手先発は左腕スメルツァー。カウント1―2からの4球目、真ん中高めの92・2マイル(約148キロ)の直球を豪快にすくい上げた。角度25度、打球速度112・3マイル(約181キロ)の火の出るような打球は左翼2階席へ飛び込んだ。飛距離433フィート(約132メートル)の特大弾だ。

 これで先頭打者弾はメジャー歴代4位の通算50本となった。1位はアスレチックスなどでリードオフマンとして活躍してメジャー記録の1406盗塁をマークしたリッキー・ヘンダーソンの81本、2位はナショナルズ時代の2006年に史上4人目の40(46本塁打)―40(41盗塁)を記録したアルフォンソ・ソリアーノの54本。3位はアストロズ一筋20年でメジャー通算3060安打のクレイグ・ビジオの53本で、イチローは37本で10位にランクイン。エンゼルスの大谷翔平投手(27)は今季2本追加して6本だ。

 ちなみに日本では1位が福本豊(阪急)の43本で、真弓明信(阪神)の41本、高橋慶彦(広島など)の34本と続いている。