エンゼルス・大谷翔平「勝負強さ」はゲレロ超え 打撃スランプでもMVP不動だ

2021年09月22日 11時00分

勝負強さが光る大谷(ロイター=USA TODAY Sports)
勝負強さが光る大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

 米CBSスポーツ(電子版)は21日(日本時間22日)に「大谷翔平の数々のクラッチナンバーがMVP(受賞)を手助けする理由」というタイトルの特集記事を掲載した。

 ア・リーグのMVPは史上最年少での3冠王を目指すブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)との一騎打ちの構図に変わりはない。しかし、大谷は20日(同21日)時点で9月は56打数11安打、打率1割9分6厘、2本塁打、4打点とスランプ状態。一方のゲレロは74打数27安打、打率3割6分5厘、7本塁打、9打点と好調。打撃成績で大谷がゲレロを上回っているのは長打数と盗塁数のみ。一部メディアが「ゲレロこそMVPだ」と報じ、同時にMVPの“事前投票”でも大谷は依然トップであるが、ゲレロの得票率が増えているのは無理もない。

 しかし、同サイトは勝負強さを表す指標に着目して、ゲレロと比較した。

 出塁率と長打率を足したOPSは打席あたりの総合的な打撃貢献度を示す指標で、数値が高いほどチームの得点に貢献していることを表す。0・900を超えると超一流だ。大谷は0・945と超一流の数字だが、ゲレロは1・024で大差をつけられている。

 しかし、走者がいる場面では大谷が1・035でゲレロの1・026を逆転。これに得点圏という条件が加わると1・155対1・071。さらに二死で得点圏になると1・195対1・009と差は拡大。

 そして試合終盤や接戦でのOPSは0・938対0・656と大きな開きが見られる。そして逆転打などの勝敗を左右する重要な場面になると、ゲレロは0・970と素晴らしいが、大谷はその上を行く1・283という抜群の勝負強さを発揮している。間違いなく有利だ。さらに大谷は投手で9勝、146奪三振、防御率3・28のアドバンテージを持っている。

 MVPは記者投票で決まり、例年11月上旬に発表される。日本人選手では2001年のマリナーズのイチロー以来となる快挙が待ち遠しい。

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