エンゼルスの大谷翔平投手(27)は31日(日本時間8月1日)、本拠地アナハイムでのアスレチックス戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席で右中間へ適時二塁打を放った。エンゼルスは大谷が挙げたこの1点を4投手の継投で逃げ切って1―0で勝利。勝率を五分に戻した。

 唯一のチャンスを大谷がきっちりとモノにした。3回一死一、二塁の好機に回ってきた第2打席。第1打席で空振り三振を喫している相手先発の左腕アービンが投じたスライダーを初速110・6マイル(約178キロ)の弾丸ライナーで右中間へはじき返した。今季82打点目となる先制のタイムリー二塁打。その後は両投手陣が好投し、終わってみればこれがゲーム唯一の見せ場となった。

 大谷は第3打席、第4打席も空振り三振で4打数1安打3三振。3試合連続で一発が出ていないが、前に飛ばしたたった1度の打球で試合を決めるのはさすがだ。37本塁打は両リーグトップで、打点もこの日の試合前時点でリーグトップ83打点のゲレロ(ブルージェイズ)に1差まで迫った。2冠がはっきりと視野に入ってきた。