エンゼルスの大谷翔平投手(27)は30日(日本時間31日)、本拠地アナハイムでのアスレチックス戦に「2番・指名打者」で先発出場。空振り三振、二ゴロ、中前打、三ゴロの4打数1安打だった。エンゼルスは0―2で敗れた。

 相手先発は前半戦ですでに10勝(3敗)を挙げている右腕バジット。初回無死一塁からの第1打席は93マイル(約149キロ)の直球に空振り三振を喫した。4回先頭の第2打席は95マイル(152キロ)の直球に二ゴロ。6回先頭での第3打席は90マイル(約144キロ)のカットボールを中前へ運んだ。次打者の初球に今季16個目の盗塁を狙ったがタッチアウト。2点を追う8回一死走者なしの場面で2番手のサイドスロー右腕・ロモと対戦した第4打席はシフトで遊撃に寄っていた三塁ゴロに打ち取られた。

 試合前にはエンゼルスのマドン監督が会見で、28日(同29日)のロッキーズ戦でベンチに飛び込んだファウルボールが大谷の右手親指に当たったと明らかにした。これにより二刀流の次回登板が予定されている8月1日(同2日)からずれ込む可能性があり、今後への影響が心配された。だが、この日は本塁打こそ出なかったものの大谷は元気にフル出場しており、打者としては何ら問題はないようだ。