エンゼルスの大谷翔平投手(27)は27日(日本時間28日)に本拠地アナハイムでのロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、5回に2試合ぶりの36号2ランを放った。

 相手先発は初対戦の左腕ゴンバー。驚弾が飛び出したのは0―10の5回二死三塁だった。外角低めにスライダーを集められてバットに当てるのが精いっぱい。しかし、カウント2―2からの6球目、85・1マイル(約137キロ)のスライダーはど真ん中への失投。大谷は見逃さずに豪快にすくい上げると角度26度、打球速度110・4マイル(約177・3キロ)の弾丸ライナーはあっという間に中堅席中段へ突き刺さった。

 2試合ぶりの36号2ランは飛距離463フィート(約141・1メートル)の超特大弾。左腕から今季13発目。自身の本塁打の飛距離では2位タイだ。本塁打王争い2位のブルージェイズのゲレロに4本差とした。

 それにしてもデータ通りに登板翌日のホームゲームでまたアーチをかけた。今季8度目の先発マウンドに上がった6月4日(同5日)以降、これで8試合中6試合で計8発。柵越えがなかった2試合はともに敵地だった。大差がついた展開となったが、これでファンも満足だろう。

 2点を追う初回無死一塁は1ストライクからの2球目、真ん中低めのスライダーを強打するも一直だった。5―0の3回無死一、二塁はフルカウントから外角のスライダーに空振り三振に倒れた。